今日の記事で取り上げられていたバイオ燃料は、トウモロコシやサトウキビから作られるアルコールで、バイオエタノールと呼ばれている。
日本は、耕地面積が限られるなどの制約から、石油元売各社が、すでに環境対策で先行している欧州から輸入する。輸入する製品は、バイオエタノールと石油由来のイソブテンを混ぜたバイオエタノールの加工品で、ETBEと呼ばれている。
バイオアルコールをガソリン車でそのまま使うことはできない。今の日本の法律では、ガソリンへのブレンド比率3%を条件として使用が認めてられている。
では、実際に高濃度のアルコールがガソリンエンジンで使われたら、一体どういう問題が起きるのであろうか。
興味深い資料が、国土交通省のホームページにpdfファイルの形で公開されている。
アルミ部品の腐食が起きたり、一部のプラスチック部品で問題がおきるそうだ。
欧州の場合は、バイオエタノールに比較的近い成分で構成されるディーゼルを使えるターボ・ディーゼル・エンジンが既に多く普及している(一般乗用車の5割以上)ので、ガソリンエンジンよりかは対策がとりやすく、バイオディーゼルの市場の素地が日本よりもしっかりしている。
日本の場合、果たして海外からバイオエタノールを輸入してまで使って、採算ラインにのるかどうか、現時点では疑問が残る。
欧州や、バイオエタノールが非常に普及しているブラジルなどから輸入する場合、バイオエタノールは船で運ぶ。その船の現行の燃料は何か?当然原油からつくられた燃料であるから、本末転倒である、という記事が以前日経に出ていた。バイオ燃料を普及させるには、バイオ燃料も日本で作らなくては、真価は得られないのであろう。
日本の場合、バイオ燃料の原料として最もふさわしいのは、やはり稲だろう。沖縄では、サトウキビをバイオ燃料する計画があるようであるが、耕地面積から考えて、まだまだ足りないだろう。お米は人間が食べて、籾殻や茎、葉の部分をバイオ燃料生産の原料として使えれば、一番無駄がないように思える。何時の日か、こういう夢物語が夢でなくなることを願う。
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