皆さん、すでにTVや各誌の今日の報道でご存知かと思いますが、ガソリン単価が高騰しております。
このような状況が世界的に続けば、ハイブリット車を世界的にリードしているTOYOTAさんの躍進が続くことになるであろう。ハイブリッド市場でトヨタさんを追従するホンダさん、VWさん、GMさんなども益々ハイブリッド車の開発に力が入るであろう。
一方、私が気になっているのが、日本最大のディーゼルエンジンメーカーであるいすゞさんの動向だ。
ガソリンの高騰は、’09年に日本で予定されているディーゼルエンジン向けのポスト新長期規制が実際に施行された後の一般乗用車におけるディーゼルエンジンの復活の可能性にも、大きな影響を及ぼすと思う。
いすゞさんは、日本ではトラックメーカーというイメージだが、世界市場に目を向けると、そのイメージは当てはまらない........
いすゞさんの高性能のターボディーゼルエンジンはすでに一般乗用車でディーゼルエンジンが普及している欧州市場において、VWさんの乗用車向けにも採用されている実績がある。当然いすゞさんとしては、欧州の更なる厳しいディーゼルの排ガス規制、EURO5への対応、日本のポスト新長期規制、そして目下世界一厳しい排ガス規制、Tier−II BIN5が存在する
アメリカ市場向けの新ターボ・ディーゼル・エンジンの開発は必須課題であろう。
ガソリンの高騰を受けて、世界的に、ハイブリッド車やディーゼルエンジンの需要拡大が見込める中、いすゞさんが一度撤退を余儀なくされたアメリカ市場に参入することは、自動車業界に関わる世界で長く仕事を続けている私にとっては、ある意味日本の自動車産業全体の今後を占う挑戦とも言える。
いすゞさんが米国で再参入するのはトラック市場だが、当然のことながら、乗用車市場での可能性も探り続けるであろう。アメリカは、バイオディーゼルの普及に非常に力を入れているし、世界のどの地域よりも厳しい排ガス規制が施行されている州がある(特にカリフォルニア州)。2008〜2010年にかけて世界各国で現行より厳しい排ガス規格が施行された後で、またアメリカが、世界に先行して、更なる厳しい排ガス規制を施行する可能性がある。そうなると、より一層の極低排ガス車両の開発に向けて、ガソリンとバッテリーによるハイブリッド車だけではなく、ディーゼルとバッテリーという組み合わせによるハイブリッド車
の開発に力を入れるメーカーが出てきてもおかしくはない。
そういった動きが実際に多く出てくる場合、昨年発表されたトヨタさんといすゞさんの提携は、非常に強力なパートナーシップになろう。すでに二つのパワーユニットの制御技術を確立しているトヨタさんとディーゼルエンジンメーカーとして既に高い評価を得ているいすゞさんが組むことで、どのメーカーの追従をも許さないような、素晴らしいディーゼルのハイブリッド技術が生まれることを期待したい。
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