このところ、各報道誌やTVニュースでボーイング社の新機種747ドリームライナーの話題が取り上げられることが多い。
ANAと長年に渡る共同開発の末、747という機体として世に出ることになったわけだが、私が気になるのは、この機体に使われている素材だ。
東レさんのカーボン・ファイバーが、この新機種の基本骨格で多く使われていることは、日経や一部のTVニュースでも報道されている。アルミをカーボンファイバーで代替することで、機体重量が軽くなり、20%も燃料消費を抑えられるとしている。
しかも、カーボンファイバーはアルミのように腐食されることがないので、機体の寿命も延びるという。
ぜひ、このような素材を車に使うことも検討してもらいたい。実際、東レさんがこのカーボンファイバーを自動車メーカーさんに売り込んでいないとは到底思えない。
東レさんのカーボンファイバーが車で一般化していないのは、きっと材料コストの高さだろう。
しかし、長期的にみて原油の埋蔵量は当然枯渇する方向に向かいはしても大量に増えることはない。つまり、ガソリンやディーゼルの値段は上がり続けるだろう。
そうなると、いつかどこかの時点で、カーボンファイバーの量産化が進み、燃料価格の高騰も影響して、アルミの代わりに、カーボンファイバーを使った高価な部品をある程度増やしても十分モトがとれる時代が来るかもしれない。
自動車の軽量化は、確実に燃費削減/地球温暖化防止に効果があることから、ぜひ東レさんやその他の素材メーカーさんにも、自動車の軽量化のためのブレークスルー創出を検討して欲しいものだ。



