2005に京都で開催されたSustainable Mobility Forumに参加したとき、経済産業省から招かれた講演者が、2010年までには燃料電池車が発売されることを期待するという主旨の発言をしていた記憶がある。
残念ながら、まだまだ水素を燃料とする自動車が公道を走れる環境は整っていないと思う。日本が水素社会に向かう第一歩を、一般市場で印そうとしているのは、燃料電池車やマツダさんが開発中の水素エンジンではなく、おそらく家庭用もしくは工業のコージェネレーションシステムだろう。
日本全国で、すでに実地試験が実施されている。水素は、天然ガスを改質することで得られる。都市ガスのインフラが普及している大都市圏では、技術的には今すぐにでも使用可能であるが、問題はコスト。すでにインフラがあるという点では、これから水素ステーションを整備しなくれはならない自動車の場合よりも一歩リードの感がある。
私が注目しているのはパナソニックさんだ。パナソニックさんは、家庭用燃料電池開発に力を入れている。現在、トヨタさんのハイブリット車のバッテリーはパナソニックさんが製造している。いずれ、水素ステーションが整備されて、いよいよ車でも燃料電池を使うという時がきたら、すでに家庭用燃料電池で多くのデータ蓄積をもつパナソニックさんは、ハイブリット車が燃料電池車でとって替わられても、引き続き自動車用の燃料電池で、自動車マーケットで存在感を出し続けるのではないだろうか?




